世界で生産されるバナナの約3分の2はデザート用、約3分の1が調理用である。アフリカ諸国には、個人の摂取カロリーのうち半分をバナナに依存する地域も存在する。
キャベンディッシュ種などのデザート用バナナは、皮を剥いてそのまま、あるいはケーキやヨーグルトに入れるなどして生食される。牛乳や氷などとともにミキサーにかけてジュースとすることもある。縁日などでは、バナナにチョコレートを掛けたチョコバナナなどが屋台の定番の一品となっている。
料理用バナナは生食用バナナよりデンプン、繊維質、ビタミンA等が豊富で、イモに近い感覚で加熱してから食べる。バナナの揚げ物としては、バナナチップスのように薄く切って素揚げにしたもの、ベトナム料理の揚げバナナのように衣をつけて揚げるもの、キューバ料理のトストーネスのように潰してから揚げるもの、などがある。蒸したバナナは東アフリカで主食とされ、マトケと呼ばれている。
フィリピンでは、バナナの実を煮込んだ上で、着色料を入れて赤色にしたケチャップが作られており、トマトケチャップ同様に一般的に使用されている。
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バナナを穀物粉と共に発酵させたアルコール飲料であるバナナビールはアフリカで広く飲まれている。
フィリピン、インドネシア、タイ、南インドなどバナナの生産地ではバナナの花(蕾)を食用とする地域が珍しくない。それらの地域では食用のバナナの花が市場で売られている。食べ方は、外側のバナナに育つ花弁を排除して、蕾の皮を剥くと、可食部である芯が現れる。そのままではアクがあり食べられないため、水にさらしアクを抜く。炒めて調理する。苦味がある。
バナナの葉は調理器具や食器として用いられる。東アフリカでは調理用バナナをバナナの葉に包んで蒸したマトケが主食である。南インドの正餐では、料理をバナナの葉の上に盛り付けて食べる。サイパンにはココナツとタピオカを練り合わせて作った餅をバナナの葉で包んで蒸し焼きにするアピギギというチャモロ伝統の菓子がある。